衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

生如法师のウェブサイトロゴ

日常開示

2018年10月28日    日曜日     第5 回の開示 合計111回の開示

密意を明らかに言うことを禁止するのは、意根が悟りを証得するためです

仏教において証悟が必要なすべての法は秘密法に属します。いわゆる秘密法とは、これらの法は自分自身が直接参究し、直接検証しなければならず、他人から既成の答えを得ようとしてはいけないし、意識心で推測したり想像したりしてはいけないということです。なぜなら、他人から既成の答えを得ることや、推測・想像して出した答えは、すべて意識心とだけ相応し、意識は比較的容易に理解して掌握できますが、意根は理解して掌握することができません。意根が理解して掌握するには参究の過程を経なければなりません。意根は自ら意識の思惟と証拠取りに参加し、意識が伝えてくる細かい点ごとを理解し、すべての証拠を把握し、検証して熟慮します。証拠が十分な時、意根はようやく熟慮して明らかに知ることができ、究極を知ることができます。意根が知らなければ証得しないし、意根が証得しなければ、疑いがあり、疑いがあって証得しなければ、解脱の功徳と受用がありません。

だから仏教においては大乗法だけでなく、小乗法においても具体的な観行をあまり明らかに言うことを禁止し、意識が知っても意根が知らないことを避けます。もし明らかに言えば、意識心はすぐに理解できますが、もう参究することができません。参究を経なければ、意根は理解できず、証得できず、意根に疑いがあって決定できず、それなら解脱の功徳と受用がありません。

——生如法師の開示
前の記事前の記事

阿羅漢が涅槃した後も如来蔵にはまだ業種がある

次の記事 次の記事

阿頼耶識はいかにして身を遷すか

ページのトップへ戻る