衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2018年11月10日    土曜日     第2 回の開示 合計142回の開示

『大乗顕識経』の講解

原文:

賢護。如木機關。系執一所。作種種業。或行走騰躍。或跳擲戯舞。於意雲何, 機關所作。是誰之力。賢護白佛言。智慧狹淺。非能決了。

釈:仏は言う。賢護よ、木で作られた機関のようなものがあって、ある場所に置かれ、種々の事業を行う。例えばロボットや洗濯機などのように、それに力の及ぶことをさせ、プログラムを設定し、電気を通すと、木人機関、ロボットなどが動き始める。実際には木人やロボットが動くのではなく、背後に人が操作している結果である。同じように、阿頼耶識は自分のプログラムに従っても動いており、それが動き出すと、衆生の五陰も動き出す。五陰はどのように動くのか?仏はここですべて説明している。あるいは歩いたり跳んだり、あるいは投げたり踊ったりするのは、これらはすべて五陰が行うことである。

仏は言う。賢護よ、あなたはどう思うか?木人機関が行う事業は、どんな力によって推進されるのか?その機関のボタンは誰なのか?もし仏がここでもう少し説明してくれれば、私たちは参禅する必要がないだろう。例えば洗濯機は、ボタンを押すと動き始める。電灯はスイッチを押すと点灯する。ロボットはボタンスイッチを押すと仕事を始める。電動人形はこのボタンを押すと歌ったり踊ったりする。

仏は賢護に尋ねる。これらの機関のボタンは誰が押すのか?賢護菩薩は謙虚に自分の知恵が狭く浅いので知ることができないと言う。恐らく賢護菩薩はわざと知らないふりをして、仏に衆生のために開示させ、一つの仏経を演じ出すためであろう。

——生如法師の開示
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