衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2018年10月16日    火曜日     第2 回の開示 合計63回の開示

一切の法は皆如来蔵によって作られる

万法唯心造。この「心」とは何を指すのか?必ず如来蔵を指す。これ以外に万法を生み出すことはできない。なぜなら七識心そのものは自在でなく、自主的でなく、生滅変異し、実体がなく、種子を保存することもできない。万法を作るための七大種子であれ業種であれ、七識心の中にはないから、七識はいかなる法も生み出すことができず、如来蔵が生み出した法を心に影を投げ、影を落とし、影を現すだけで、他には何もできない。

滅尽定の中で六識がないとき、勝義根の中の相分は誰によって変異されるのか?眠って六識がないとき、六塵の境界は誰によって変異されるのか?気絶して六識がないとき、六塵の境界は誰によって変異されるのか?全て如来蔵が業種に従って変異させたもので、意根が配合する役割を果たす。なぜなら意根が身を執着しているから、五根が役に立ち、如来蔵は五根を通じて五塵の影を伝導する。六識は変異させることができない。なぜなら六識がないから。「一切法唯心造」と「万法唯識」という二つの言葉には差がある。「万法唯識」とは、万法は八つの識によって現れるという意味で、凡夫の五陰七識の中に一つの識が欠けていると、ある種類の法が現れないが、その種類の法は客観的に存在している可能性がある。

唯心宗は一切の法が皆如来蔵によって生まれ、七識も如来蔵の中に算入され、如来蔵の心体によって生まれた法である。唯識宗は八つの識だけを重視し、七識は如来蔵に所属する。一つの法門も如来蔵から派生していないものはなく、一つの法門も如来蔵から離れて成立することはできない。一切の法門は皆如来蔵の中の法門で、皆如来蔵の分枝である。空門は如来蔵の解脱法門で、空宗は如来蔵の空性宗である。

唯識種智を備えた地上の菩薩だけが観察できる。一切の法は皆如来蔵によって作られ、一切の法は皆真如である。その他の人は観察できない。もし漏れた部分があり、如来蔵によって作られていないなら、如来蔵の心の外に法が存在することができる。そのような観点は外道の観点である。地前の菩薩でも難なくいくつかの外道の思想を持っているので、如来の家に入れず、仏の実の息子ではない。内道と外道は、ただ一念の差である。

——生如法師の開示
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