衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2018年10月03日    水曜日     第2 回の開示 合計12回の開示

父子合集経選講

原文:

佛言大王。如是如是。愚癡異生。寡聞無智。於可意觸。而生愛樂。心生染著。造如是業。身業三種。語業四種。意業三種。造作彼業。刹那遷謝。是業滅已。不依東方。南西北方。四維上下。中間而住。至命終時。見先所作。心想中現。如彼睡覺。憶夢中事。最後識滅。自業現前。

衆生の間で前世の縁が深ければ、この生で出会った時、阿頼耶識が種子を現行させると、互いに特殊な感覚がある。顔を合わせなくても、声を聞いたり、文字や写真を見たりするだけで、前世のある種の縁、善縁か悪縁かを感じることができる。顔を合わせず、話もしなくても、異様な感覚がある。ある人は名前を聞くだけでも特別な感じがする。

前世に仏と非常に深い縁を結んだ人は、この世で仏の名前を聞くと、内心の感情が波立ち、体の毛が逆立つ。前世に長く仏を学んで、仏との縁が深いことを示している。仏縁の深い人は仏の名前を聞くと強く感応し、自発的に仏を学び、仏を称え、仏に礼拝する。前世に仏を学んだ時間が短い人は、何の反応もなく、非常に淡々としている。例えば、仏の世のインドの祇園精舎の給孤独長者はそうである。彼は仏の名前を聞くと、道を歩いていてもずっと鳥肌が立ち、毛が逆立つ。彼は善根の非常に深い仏弟子で、仏の名前を聞いたばかりに、世尊に宴を設けて供養しようと思い、自分の祇園を仏に寄付して仏の精舎とした。

ある人は仏法に触れ始めたばかりで、前世に仏を学んだ種子が完全に現れ、すぐに仏法に没頭し、世間のことは気にならなくなる。これが種子の力である。阿頼耶識が熟した業種を呈示している。ここには奥深い神秘がたくさんある。法を学べば多くの真相を知ることができる。仏法を学ばなければ、愚痴で悪業を造ることしか知らず、損をして報いを受けてもどういうことなのかわからず、後世の苦い業も尽くすことができない。悪業を造って滅びても、業種が残る。最も恐ろしいのは業種である。自分の阿頼耶識に悪業行を記録しないように、悪業の種子を蓄えないように祈ってみても、役に立つだろうか?全く役に立たない。なぜなら阿頼耶識は衆生の言語を理解せず、心の念の内容を知らず、第六識や第七識のような了別の機能作用がないからである。だから阿頼耶識こそが清浄で染まらず、厳正公平である。だから彼に求めても無駄で、自分の心に戻って、自分の心が貪欲、嗔怒、愚痴で満たされないようにし、貪欲、嗔怒、愚痴によって染汚れた業を造らないようにするしかない。

——生如法師の開示
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