衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2018年11月18日    日曜日     第1 回の開示 合計165回の開示

真の懺悔と偽の懺悔

懺悔において、非常に誠実な懺悔であれば、意根が悔い改める意志を持ち、業種を変えることができ、あるいは業種を消滅させることができ、あるいは業種が現れにくくなり、あるいは果報を軽減させることができる。なぜなら、意根が悔い改めて心行が変われば、新しい業種を蓄積し、古い業種と相殺することができ、懺悔の程度が異なれば、相殺の程度も異なるからである。もし誠実な懺悔でなく、形だけの意識の懺悔であれば、意根の心行が変わらないので、古い業種も変わらず、果報も変わらない。

私たちが目の前で他人に懺悔する場合も同じである。もし相手が私たちの懺悔が誠実であると感じれば、往々にして心が柔らかくなり、私たちを許し、前の恨みを気にしなくなる。もし相手が私たちの懺悔が誠実でないと感じれば、私たちの心が変わっていないことを知り、私たちを許さず、復讐の方法を考えるだろう。特に私たちが偽りの懺悔をして、故意に彼を騙そうとしていることを知れば、彼は更に怒り、復讐を強めることになる。真の懺悔は意根の懺悔であり、偽の懺悔は意識の表面的なおざなりなものである。もちろん真の懺悔は役に立ち、業を消すことができるが、偽の懺悔は業を消すことができず、むしろ業を重くするかもしれない。

——生如法師の開示
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