衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2018年12月01日    土曜日     第4 回の開示 合計204回の開示

第八識が共有されない証拠

衆生の第八識は三無量劫を修行した後、七つの識の無明を断じ尽くし、最後に識を転じて智と成す。第七識は平等性智に、第六識は妙観察智に、前五識は成所作智に変わり、これと同時に第八識は大円鏡智に転換し、一切法を円満に光照し、もはや七識の染汚種子に制限・遮蔽されることなく、八識が共同して仏道を成就する。この衆生は成仏し、三大阿僧祇劫の成仏の道程を歩み終え、修行する必要がなくなり、無学の三界の尊となる。

未だ成仏せざる他の衆生の第八識は大円鏡智に転換しておらず、七識の染汚種子を含み汚垢を有するため無垢識ではなく、その智慧徳能は七識の染汚種子に遮蔽・制限され、一切法を円満に光照できない。故に衆生の第八識は共有されず、一衆生に一つの第八識が存在し、仏の第八識とは名称と機能が異なる。仏の第八識は二十一心所法(五遍行・五別境・十一善)を具えるが、衆生の第八識は五遍行心所法のみを有し、その機能作用は仏の第八識である無垢識に比べて劣り、大円鏡智ではない。

——生如法師の開示
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