繁中日語

日常開示

2019年01月12日土曜日第3 回の開示 合計319回の開示

无所住の心で日々を過ごすには

无所住の心とは自性清浄心であり、これを用いて日を過ごすことは可能だが、不用意に用いようとしても到底叶わない。これは主観的に「用いる・用いない」を選べる対象ではなく、この心無くしては誰も日を過ごせず存在し得ない。核心は「この心が如何に我々の日々を支えているか」「五識・六識・七識が如何に日を過ごしているか」にある。日々を善く過ごせば仏となり、過ごせぬなら三悪道へ堕ちる。

もし无所住の心で日々を過ごしたいなら、第七識の心が本心の自性の如く无所住となるよう努めねばならない。これを実現するにはまず无所住の本心を見出し、その在り方を観察し、これに倣う必要がある。やがて第七識が无所住を体現し修行が完遂する。

仏法を明確に理解するには、真心と妄心を分離して観察し、それぞれの体性・機能・作用・相貌を把握せねばならない。さらに七識を個別に分け、各々の機能・体性・作用・相貌を理解する。これにより自他を明瞭に見通し、仏法をより透徹して理解できるようになる。そうすれば段階的に仏法を証得することは困難な事ではなくなる。

——生如法師の開示

八識の三性

無記とはどういう意味か