衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2018年10月01日    月曜日     第5 回の開示 合計5回の開示

催眠中の全ての行動表現は意根の体性を体現する

催眠中における前世の回想及び行動表現は、全て意根の行為であり、意識とは無関係で、意識の制御を受けない。意識の心理と行動は今世のみに関わり、前世とは無関係である。意根は生生世世に関わるが、意根自身は一生一世のみを持つ。従って意識の影響を受けなければ、全ての事柄は意根にとって余りに遠いものではなく、現前の如きものである。    

催眠中の全ての行動表現は、意根自身の習気であり、意根の体性を体現している。催眠中に善性か悪性か、善心所法か悪心所法か、貪心か瞋心かを問わず、全て意根の特性である。

意根が五陰の前世における全ての事柄を提示するのは、意根に記憶機能が存在することを示す。ただし意根の表現は今世の催眠中の意識を媒介する必要があり、この時の意識は意根の指令に従順に従うのみで、独断的な判断を下さず、意根を統制しない。意根が提示するものは意根の本来の面目であり、意根の本性そのもので、粉飾や虚偽の装いが無い。我々が意根の体性をありのままに体悟しようとするなら、催眠状態下の意根を観察思惟することで意根を理解し、智慧を獲得できる。

——生如法師の開示
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