衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2018年12月25日    火曜日     第2 回の開示 合計270回の開示

前世を思い出せない理由

衆生は宿命通を持たないため、前世や後世の因縁果報の事を知ることができない。宿命通があれば、自他ともに前世後世の全ての因果関係を知ることができる。衆生が死後、五陰が変化し元のものではなくなり、六識も変化して元のものではなくなるため、前世の人事物や自分に関わる一切を認識できず、因果関係の事柄もさらに知ることができない。この世の六識心は同一の五陰上で相続し記憶を持つため、六識がこの世の人事物理を了別し、この世で経験した一切の法を記憶できる。しかし来世は元の五陰ではなく、六識は新たな五陰に依存して再び生起するため、前世を経験せず、前世の人事物理への記憶がなく、前世の出来事を思い出せない。

一方、意根は無始劫以来ずっと継続し、無始劫の人事物理を経験し、生生世世の習気を蓄積し、生生世世の業種と相応している。故にこの世の五陰と前世の五陰は習気煩悩において相続する。修行しなければ、今世で新たに悪習を熏習し、習気はますます重くなる。第八識も無始劫以来継続し、未来世で永遠に滅びないため、この世の自分と前世の自分は必ず連関を持ち、無関係ではない。我々は修行する際、後世の自分のためを多く考えるべきである。

宿命通の獲得は、四禅を修めた後で可能となる。四禅を修めた後、五種の神通を修めれば、修めるに従って得られるようになる。

——生如法師の開示
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凡夫の現在の修行任務は、出来るだけ早く実証を目指すことである

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