衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2018年12月31日    月曜日     第1 回の開示 合計289回の開示

五識と意識の和合による完全な色法弁別

問:内六塵は色声香味触・法処所摂色であり、法処所摂色は法塵に該当するか?具体的定義は何か?五塵とこの法塵の関係は平等・平行・摂属のいずれか?

答:法処所摂色は即ち法塵であり、内五塵を基に再変現された法塵である。四大微粒で構成され物質色法に属し、五塵と和合して完全な色声香味触を形成する。五塵は色声香味触の一部に過ぎず完全な五塵色法ではない。法塵が色声香味触の大部分を占め、総合して初めて完全な色法となる。例:色塵と色塵上の法塵が結合して初めて完全な内色塵となり、声塵と声塵上の法塵が結合して初めて完全な声塵となる。五塵と法塵は平行並列の関係・相互依存の関係にあり、法塵は五塵を依処として出生・存在する。内五塵は五識によって弁別され、法塵は意識によって弁別される。ここから単独の五識では色声香味触を弁別できず、単独の意識も色声香味触を弁別できないことが分かる。必ず五識と意識が和合して初めて完全な色声香味触を弁別できる。

——生如法師の開示
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