衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2019年01月04日    金曜日     第2 回の開示 合計297回の開示

意根と意識が同時に証得して初めて功徳受用が生じる

真相を発見するに当たり、意識のみが発見しても不十分である。意根も同時に法界の真実相を発見し、意根が証得して初めて仮相から離脱できる。意根のみが六識を指揮して仮相を認めず、仮相から遠離させる権利を有し、意識心にはこの主導権がなく決定権を行使できない。意根が仮相を証得する時、同時に仮相から離脱する決定を下す。意識のみが証得しても無意味で、意根が刹那毎に仮相と共存している限り、意識は仮相から離れられず、身口意行を変更できない。

意根は栓馬桩(馬繋ぎの杭)のようなもので、意識が東奔西走することを許容しても、必ず意根の柱を中心に周回し、遠くへ離れることを許さない。意根という栓馬桩が移動・転位を繰り返す場合、六識の野馬が意根の動転に従わず一処に安定し得るか? 全く不可能である。故に仏法修学の功夫は全て意根に到達して初めて真の功夫となり、自らの身心を変化させ得るのである。

——生如法師の開示
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