衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2019年01月25日    金曜日     第1 回の開示 合計347回の開示

夢の中にいることをなぜ知らないのか

衆生が夢を見るのは、意根が絶えずある法に攀縁執着するため、第八識がそれに随順して夢境を出生させるからである。夢境は独影境に属し、意識心が単独で了別し、五識の協力を得ない。独影境が現起する縁が比較的少ないため、意根が特定の法を執着し心配すれば、独影境が出現し、意根が独影境と接触すると、第八識が意識を出生させて独影境を了別させる。しかし夢中では意識の思惟と判断力が不足し、分別力が比較的弱く、識別の勢力が強盛でないため、受動的に夢境に引きずられ、これが夢であることを知らない。同時に意識の内省力も弱く、智慧性に欠けるため、自身の活動が夢中にあり、夢の独影境を了別していることも知らず、従って自らが夢中にいることを認識できない。

もしある人物が比較的修行を積み、意根が仏法と善法によって効果的に熏染されていれば、意識に悪業を造作させず、意識の行為を制御できる。このような者は中有の身にあっても、意根が六識に悪業を造作させず、悪縁に従って業行を現じず、六識を主導して善行を行い、善業を造ることが可能である。これにより心の善が善道と相応し、善道に託生する確率が比較的高い。また意識も善道を選択する智慧があれば、善処に託生する可能性がある。

——生如法師の開示
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