衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2019年02月03日    日曜日     第1 回の開示 合計372回の開示

毘舎浮仏伝法偈

原文:

假借四大以爲身,心本無生因境有;

前境若無心也無,罪福如幻起也滅。

釈:衆生の色身は地水火風の四大種子より構成され、第八識は衆生の業縁に依って四大種子を出力し、四大の不同なる比例に従い、衆生の色身を変現し、衆生は四大より成る色身を以て我と為す。而して衆生を変現する第八識は本来より存在し、後天的に生じたものにあらず、即ち無生法なり。彼は形無く相無く、自ら単独に顕現すること能わず、常に自らが変現した五陰の諸境界と共に在り、境界が現前すれば即ち彼の存在有り。故に衆生が彼を識得し、彼を求めんと欲すれば、諸々の境界妄縁の上に於いて彼を尋ね求めざるを得ず。

若し五陰の諸境界が消失すれば、衆生は色を見ず、声を聞かず、香を嗅がず、意は法を思わず、識心悉く滅すれば、第八識は色声香味触法の上に顕現する術無く、亦識心有りて第八識を識別すること無く、第八識は暫時隠遁す。既に色身は四大の造作する所、識心は虚妄なれば、五陰の造作する罪福業も亦虚妄なり、現象上は有るが如くも、実は無生にして、真実の罪福業存在せず、故に罪福皆空にして無我無我所なり。

——生如法師の開示
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