繁中日語

日常開示

2019年02月05日火曜日第2 回の開示 合計375回の開示

阿難付法偈

原文：本來付有法，付了言無法；各個需自悟，悟了無無法。

解：歴代の諸仏・祖師が弟子たちに伝授したものは全て真如というこの法である。真如という法は無相ではあるが実有であり、相は空だが体は実である。弟子たちは皆法を得て道を悟ったとはいえ、実際には何も得るところなく、いかなる法も得ず、真如は本来自家の珠玉であり、外から得るものではなく、ただ発見するのみである。発見した後は、世間の五蘊に一つの法も存在しないことが分かり、全てが真如の現じたものだと知る。内心も次第に真如の法を執着しなくなり、それ（真如）は一切であると同時に何物でもない。貴重であると同時に一銭の値打ちもなく、無料で譲っても受け取る者はいない。大心の衆生は各々努力し、自ら修め自ら悟らねばならず、悟った後は、世間と出世間が全く法のない虚妄のものではなく、一つの法が虚妄でなく実在することを知り、これにより安心でき、断滅空にはならないのである。

——生如法師の開示

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