繁中日語

日常開示

2019年02月12日火曜日第3 回の開示 合計396回の開示

戒を保ち罪業を懺悔してこそ、禅定を修めることができる

一切法の証得は真に甚深なる禅定の中に在る。禅定が不足すれば学んだのは知識であり真の智慧ではない。故に必ず禅定と観行を重視すべし。

禅定不足の原因は心の散乱にあり、心散乱の原因は攀縁多く貪求多きにあり、心を収摂すれば必ず禅定有り。身心を収摂するには戒を保つ必要あり、戒を受ける前に全ての罪業を懺悔すべく、罪業消滅すれば遮障消え心清浄となる。

懺悔において第一に種子を変え、造作した新業を懺悔し旧罪業を相殺するが、主として後再び造らざるに在り。意識と意根が清浄となるは真の懺悔の結果であり、この結果有れば一に業を消し、二に再造せず。若し此の効果無ければ、懺悔の心誠ならず仮の懺悔なり。

懺悔後の罪業消滅を判断するには先ず何等の罪業か軽重を見る。重罪は譬へばその後内心が以前より大層清浄となり、若干の障礙が消え、修行速度が速まる。軽き罪業は懺悔後、心も亦清浄なり。

——生如法師の開示

修行は次第に従うべきである

無量寿経第一観