衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

生如法师のウェブサイトロゴ

日常開示

2018年11月17日    土曜日     第3 回の開示 合計164回の開示

外六塵と内六塵の形成過程

外塵は外六塵と呼ばれ、外根を通じて内根に伝達され内塵を形成する。この全過程は如来蔵の所為であり、外根と内根自体の働きではない。外根と内根は四大で構成され、それ自体に作用はない。もし識が内部で作用しなければ、外根と内根は石・木・無情物と同様である。識が外根・内根・四大色身において作用するが故に、四大色身はあたかも作用を持つかのように見え、外根と内根は物質色法を伝達し受容する機能を持つかのように見える。しかしこれらの働きは全て如来蔵の所為である。外根本体の作用も如来蔵の所為、内根本体の作用も如来蔵の所為、内根と外根の構造も如来蔵が創造したものである。外界の一切の物質色法・六塵も如来蔵が創造したものであり、如来蔵が外根を通じて外六塵を内根に伝え内六塵を形成する過程も如来蔵の造作である。

内六塵は微細な四大で構成され、これも如来蔵が生じ出したもので、四大種子によって生成される。外塵と内塵は共に四大種子の堆積物である。ただし四大種子には差異があり、外塵は本質境(実体ある四大種子)で構成されるのに対し、内塵は本質境ではなく外塵に基づいて幻化された影であり、より微細な四大種子で構成される。構造に若干の差異があるため「影」と呼ばれる。鏡を例に取れば、鏡の外側にある物は実物(外塵)であり、鏡内に映るものは実体ある物質ではないため「影」と呼ぶ。これも四大で構成されるが、理解し難い点である。影は外形こそ外界と同一であるが本質は異なり、区別が存在する。

——生如法師の開示
前の記事前の記事

意識はどのように意根と協力して五蘊を観行するか

次の記事 次の記事

真の懺悔と偽の懺悔

ページのトップへ戻る