衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2019年02月12日    火曜日     第1 回の開示 合計394回の開示

布施の功徳を最大にする方法

舎利弗が釈迦仏を供養する場合と、釈迦仏が舎利弗を供養する場合、どちらの得る福が大きいか。二人が同じ人物に一元を布施する時、どちらの福が大きいか。一人が二人に各一元を供養する場合、どちらを供養する方が福が大きいか。これらの功徳を如何に衡量するか。同一人物を異なる心境で供養する時、いつ福が最大となるか。

布施の際、心が無為で無所求であればあるほど、得る福は大きい。仏が布施する時、心が最も空で無所求であるため、得る福が最大となる。舎利弗が最勝の福田たる仏に布施したとしても、心の空性が及ばなければ功徳は劣る。一切の聖賢は無為法によって差別が生じる。小乗の無為を証得した場合と大乗の無為を証得した場合では、無為の次元に大きな差がある。同じ大乗を証得しても智慧の程度が異なれば、無為の次元も異なる。世間の一切の差別相は心の差別である。心を修めることに専念すれば、一切を顧みる必要なく自然に得られ、得ようとしないほど多く得られ、得ようとすればするほど少なくなる。

——生如法師の開示
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