繁中日語

日常開示

2018年11月02日金曜日第1 回の開示 合計125回の開示

何が種子なのか

種子とは、文字通り「種」と「子」があり、つまり「生じる」という意味である。例えば植物の種子は植物を成長させるように、一切の法の種子は一切の法を生み出す。種子には七大種子と業力の種子が含まれ、七大種子は業力の種子が熟するとき、衆生の一切の法を生成する。衆生が業力の種子を離れると、七大種子は役に立たなくなる。如来蔵は衆生の業力の種子が熟するとき、七大種子を用いて衆生の業果報を作り出す。

業力とは、文字通り、業行の力である。この力は非常に大きく、大多数の衆生は抵抗しにくく、業力に従って漂流するしかなく、抜け出しにくい。この力は意根の力で、意根は業を代表し、意根は力がある。なぜなら主識であり、好き放題にできるからで、多くの場合、意識は太刀打ちできない。その後ろには如来蔵が一味に意根に従い、業力の種子を放出し、それで衆生は業力の中で苦しみ悩み、生死の大海で浮き沈みするしかない。これは意識が善法を修学し、絶えず力を蓄積して、意根の業力を誘導し対抗することによって、業力をゆっくりと転換させ、悪報が次第に軽くなり、善報が次第に強くなる。

——生如法師の開示

意根の我見我執の断ち切り

如来蔵を除いて、一切の法は信頼できない