繁中日語

日常開示

2019年02月15日金曜日第1 回の開示 合計403回の開示

真如は知にも属さず、不知にも属さず

黄檗禅師云く「法本不有，莫作無見，法本不無，莫作有見，有之於無，盡是情見。」と。

空性の心中には一法も無し、但し其の存在せざると為す可からず。真如心は無きに非ず、其れ実に存在す、故に実相心と称す。然れども亦其に何の相有り、何の法有りと為す可からず。我々が真如を有と為そうが無と為そうが、万法を真と為そうが仮と為そうが、此等の知見は全て我々の意識心の見方なり。意識心は即ち虚妄心なり、各種の知見は皆情見にして、真如の見に非ず。真如には見無く、真如には知無し、然れど又一法も其の知らざる所無く、一法も彼を離れて存在し得るもの無し。故に知は妄覚、不知は無記なり。真如は知にも属さず、不知にも属さず。

——生如法師の開示

如来蔵を離れては因縁法無し

妄想を除かず真を求めざるは何れの心ぞ