衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2019年01月22日    火曜日     第4 回の開示 合計343回の開示

心が出家すれば、体もより一層出家することができる

仏法が滅尽する時、『首楞厳経』と『波舟三昧経』がまず消滅し、その後十二部経も次々と消滅し、二度と現れず、文字も見られなくなります。僧侶の袈裟は自然と白くなります。

僧侶(沙門)とは、黒い袈裟を着る出家者であり、白い服を着るのは在家者です。袈裟が白くなることは、出家者がすべて還俗して家に帰ったこと、または誰も出家しなくなったことを意味しています。結果として、仏法は滅尽します。これは、仏法が最初から最後まで、すべて出家者によって担われ、伝播されてきたことを示しています。もし出家者がいなければ、誰も伝播しないので、仏法は必ず滅亡します。

ですから、私たち仏の弟子としては、仏が残した仏法の宝蔵を守る義務があります。最善の守り方は出家して道を修め、出家者として仏法を伝播し、仏法を発揚することです。もしすでに心が出家している人がいるなら、体を出家しない理由はありません。なぜなら、体には自主性がなく、完全に心に支配され、心に従うからです。心が出家する決心をしさえすれば、体が出家することに何の支障もありません。心が一つの決定や命令を下せば、体は必然的に無条件で従います。

ですから、心が出家した人は、世の中に対して何の引きつけもないはずです。世俗の五欲の楽しみを貪らず、世俗の財、色、名、食、睡を貪らず、世俗の色、声、香、味、触を貪らない。世間の責務といえば、それは決して仏教の三宝の責務ほど重要ではありません。過去には、どれだけの国王や皇帝、大臣、宰官が、国の興亡の重責を背負い、全国人民の信頼を託され、しかも妻妾がたくさんいて、子供や家族が多くいるにもかかわらず、毅然として出家して道を修めました。そして、仏が生きていた時代には、妻や子供は地位も自主性もなく、夫や父に属し、生活はすべて夫や父に依存していました。男性たちは仏に従って出家するために、やむを得ず自分の妻や子供を他人に託さなければならず、彼らが世話されず、生活に困窮することがないようにしました。彼らが出家して道を修めたのは、一つには清浄さを求めるためであり、二つには仏教全体のためでした。仏教は、これほど多くの大きな福德を持つ人々が出家して守ってくれたおかげで、繁栄し、代々受け継がれて今日に至っています。

では、私たち現代の末法時代の仏の弟子は、すでに心が出家している以上、体が出家できない理由は何でしょうか?もし意識心が出家しただけでは、体を出家させることを保証することはできません。意根が出家しなければ、体も出家することを保証し、決定することはできません。そうすると、意識が証果を得て、心を明らかにし、性を見いだしても、意根が証果を得ておらず、心を明らかにし、性を見いだしていなければ、世俗の利益を手放すことができず、世俗から離れて体も同時に出家することを望まないのです。

——生如法師の開示
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