衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2018年10月13日    土曜日     第2 回の開示 合計56回の開示

父子合集経選講

原文:

大王。應作是念。我當雲何。於人天中。得爲眼目。於長夜中。得爲照明。於愛河中。得爲船筏。於險難處。得爲導師。無依怙者。爲作主宰。自得度已。複能度他。自解脫已。令他解脫。自得安隱。令他安隱。自証涅槃。複令他証。大王。不應觀彼。現在世間。所受富樂。五欲自在。諸根如幻。境界如夢。謂於色境。聲香味觸。心生貪著。無滿足時。

阿羅漢が証得する涅槃は、色身五蘊を滅ぼした後、二度と色身を現しません。灰身泯智で、既に仏法の修学を続けず、衆生を利楽することもなく、慈悲心が薄く、自分自身が成仏しようとせず、衆生を率いて共に成仏することもできません。したがって阿羅漢の無余涅槃は究竟ではなく、最も究竟な涅槃は仏が証得する無住処涅槃で、永遠に一切の衆生を捨てません。菩薩たちの心行は阿羅漢と異なり、無余涅槃に入ることができるが入らず、世々生々と三界の中で仏法を修証し、絶えず自己を利益しながら、同時に衆生を導いて利益を与えます。だから菩薩は阿羅漢より偉大で、阿羅漢より慈悲深く、阿羅漢より大きな智慧があり、阿羅漢より神通力が広大です。

仏は苦労して父親を勧めます。彼が現在の世間で受ける富貴と快楽、五欲の自在を観ず、色境、声、香、味、触に対して貪着して満足することがないように。もう色、声、香、味、触、法のそれらの境界に貪着してはなりません。心が五欲六塵に貪着すると、満足しにくいです。世尊の父親は数十年王として、世俗の五欲の楽を享受していますが、依然としてその苦しみを知らず、解脱しようとしません。仏は勧めて言います。あなたはもうこの世の富貴と快楽に貪着してはなりません。なぜなら、六根は幻のようで、境界は夢のようだからです。六根は全て幻化しており、眼根は色に貪着してはならず、耳根は声に貪着してはなりません。五欲の楽に迷ってはならず、贅沢な生活を送ってはなりません。これらは全て幻化しており、六塵の境界は全て夢のようで、真実ではなく、いつでも消え去ります。

仏はなぜ何度も繰り返し父親を勧めるのでしょうか?権力と財力のある富人は度化しにくく、長い間五欲の楽に酔いしれて、抜け出しにくいからです。一方、貧しい人は貧しい生活を送っており、世間の苦しみを深く感じ、仏法に出会うと自発的に勇猛精進して仏教を学び修行します。福が薄すぎて生活のために奔走し、世俗の生活に追われて仏教を学び修行できない人を除きます。

——生如法師の開示
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